OWL OSAKA 技術仕様・実装方法 / 現地調査を踏まえた改訂版

すべて既存の設備で実現できます。

株式会社EXPLACE
2026年◯月◯日
01 実装可否の一覧

新規に開発が必要なのはソフトウェアのみです。ハードウェアは既設のものを使います。

実装項目区分 可否実装方法前提条件
Wi-Fi接続時の1問表示接点 01可能 既設APのキャプティブポータル機能を有効化し、認証先を当社サーバに向ける 業務用AP(家庭用ルーターは非対応)/型番は PHASE 0 で確定
フロア別の在館人数接点 01条件つき APの管理APIに1分ごとに問い合わせ、接続端末数を記録 SSIDの統合が必要。現地調査の結果、1Fと2Fで別SSIDでした
1F↔2Fの移動検知接点 01条件つき 接続先APの切り替わりを検知。専用機器は不要 SSIDを統合しない限り取得できません(接続したまま上がっても切り替わらないため)
滞在時間の記録接点 01可能 最終通信からの経過時間で切断を判定(既定30分) Wi-Fiをオフにしただけでも切断されるため、退店時刻は正確に取れません。滞在時間は下限値として扱います
来場者の識別
(接点をまたぐ紐づけ)
基盤 A・C可能 接続時に当社が発行するCookie/接続セッションIDを主キーとし、ご同意いただいた方はJP NIGHTの会員IDで結合 MACアドレスは主キーにしません。iOS・AndroidともSSIDごとにランダム化されるため、来店をまたいだ同定に使えません(下記の補足)
再生ログの取得基盤 A可能 DJブースのLANに小型PCを接続し、CDJが発信するパケットを受信・保存 CDJがLAN接続されハブに空きがあること。PC接続とUSB接続が混在のため、取得方式は4案から選定
VIP席からの注文接点 02可能 既設の卓上iPadのブラウザから注文 → バックヤード端末に通知 1F・2FのVIP席が対象。台数・機種/注文をどなたが入力されるか/受信端末の置き場所
LEDへの掲出接点 03可能 送出PCのブラウザを全画面表示(リクエスト名/投票結果/お題の3モード)。専用機材は不要 LEDにPC映像を入力できること。2Fからは視認できないため、2FのVIPには卓上iPadから表示
投票・リクエストの
集計と表示
接点 03可能 リアルタイム集計しLEDに反映。不適切な投稿はAJ様の画面で承認してから表示 掲出のタイミングはAJ様の操作が前提。自動制御は含みません
受付での1タップ接点 04可能 既設iPadのブラウザで開くWebアプリ。インストール不要 受付にWi-Fiが届くこと/現場合意
翌日のプッシュ通知接点 05条件つき 入店の検知 → 会員IDと突合 → 翌日1件配信 → 回答画面と特典付与 JP NIGHTアプリ側の改修と、同意取得が前提。個人データを扱うオプションです(下記の補足)
客単価の算出基盤 A条件つき POSのCSV取込、または日次売上の手動入力 POSの外部出力可否/受領方法は PHASE 0 で確定
02 データの流れ

3つの入力が1つのデータベースに集まり、管理画面とAI分析に流れます。

現場 当社が構築する部分 出力 Wi-Fi AP(1F・2F) 接続・切断・接続台数 CDJ(DJブース) 再生曲・BPM・時刻 受付端末・LED 1タップ回答・投票 卓上iPad(1F・2F VIP) 注文内容(既設端末) 認証サーバ 設問表示・接続許可 小型PC 受信のみ・送信なし Web アプリ ブラウザのみ データベース 状況+行動+反応を 同じ時刻で結合 クラウド(月額固定) 管理画面(リアルタイム) 1F・2F別の在館数/設問の差し替え 週次・月次レポート 自動生成/集計作業は発生しません AI分析(PHASE 1+/後段) 選曲提案・離脱予兆・他店舗への転用

この構成にした理由

月額を来場者数に比例させないためです。外部の音楽解析APIや、操作ごとのAI推論を使うと、 お客様が増えるほど月額が膨らみます。今回は接続数・投票数がどれだけ増えても、月額がほぼ変わらない構成にしています。

そのため店舗を増やしても、運用コストはほぼ横ばいのまま展開できます。

03 何を新しく置くか
現場に置くもの
小型PC 1台のみ
  • DJブースのLANハブに接続
  • 手のひらサイズ・当社が持ち込み
  • 受信して送るだけ。機材には何も送信しません
  • 基盤A(DJ再生ログ)で必要になります
既存設備を使うもの
追加購入なし
  • Wi-Fi AP … 設定変更のみ
  • 受付端末 … ブラウザで開くだけ
  • LED送出 … ブラウザを全画面に
  • CDJ … 操作も設定も変更しません
クラウド側
当社が構築・運用
  • 認証サーバ・Webアプリ・DB
  • 管理画面・レポート自動生成
  • 月額固定。来場者数に比例しません
  • 監視・障害対応は当社が担当
04 設問の設計

1回の接触で伺うのは1問だけ。ただし固定枠と入替枠を分けます。 すべてを日替わりにすると同じ条件のデータが揃わず、AIの分析が成立しないためです。

曜日枠設問の例何に使うか
毎日固定 同行者構成(1人/友達/デート) AI分析の基礎条件。毎日必ず取得します
毎回固定 初回か常連か(受付での1タップ) リピート率。受付側で取得
月入替今日の気分フロア構成・イベント企画
火入替何で知ったか広告・SNSの効果測定
水入替聴きたい系統DJブッキング・選曲の方向づけ
木入替来店の頻度常連比率の補完
土入替よく飲むものドリンク・フードの開発判断
日入替次に来たい日イベント企画の優先順位

入替枠は管理画面からいつでも差し替えられます。 新メニューの検討を始められる際はその週を嗜好に関する設問へ、 広告の効果を測りたい際は認知経路の設問を毎日に切り替える、といった運用が可能です。 固定枠の項目だけは、PHASE 0 で確定させたうえで変更しない運用とします。

補足情報 ── 必要なときにご確認ください

ご判断に必要な内容は 01〜04 です。以下は前提が崩れた場合の備えと個人データの扱いで、 確認したいときだけ開いてください。

前提が満たされない場合の代替案参考情報 6件

PHASE 0 で前提が満たされなかった場合、その項目を諦めるのではなく代替手段に切り替えます。

前提が満たされない場合影響代替案
Wi-Fiが家庭用ルーター大 業務用APへの交換(数万円規模)。または受付でのQR配布に切り替え、接続数計測を諦める
SSIDを統合できない
(現状はフロア別SSID)
中 ①各APが観測する電波強度でフロアを推定(機器が対応している場合のみ)、②館内全体の在館数のみ扱い、 VIP注文の発生でフロア滞在を間接把握。いずれも移動の判定精度は落ちます
CDJがLAN接続されていない中 LANケーブルの敷設を提案。難しい場合はAJ様の操作画面に「いま何がかかっているか」を残す仕組みで代替(操作した時刻で記録)
LEDにPCを繋げない小 掲出先を卓上iPadと手元のスマホに寄せる。集計は基盤側で完結するため、データは失われません
受付に1タップの余裕がない小 接点 04 を見送り、Wi-Fi側の設問で代替。接点 01・02 と基盤Aは影響を受けません
JP NIGHT側で同意取得を
実装できない
小 接点 05 を見送ります。個人データを扱わない接点 01〜04 のみで構成でき、他の接点には影響しません
POSからデータを出せない小 日次売上の手動入力、またはVIP注文のデータのみで客単価を推計
個人データの取り扱いと、来場者の識別方法参考情報 法令・技術

接点 01〜04 は、個人を特定しない形で設計します。個人データを扱うのは 接点 05(翌日のお声がけ)だけで、これは切り分けられるオプションです。実施されない場合、個人データは扱いません。

接点 01〜04
個人を特定しません
  • 設問への回答(選択肢のみ)
  • 接続・切断の時刻/接続先のフロア
  • 注文内容と席ID・時刻
  • 氏名・連絡先・位置情報・顔/映像は取得しません
接点 05(オプション)
個人データを扱います
  • 来場記録とJP NIGHTの会員IDを突合します
  • アプリ側での同意取得が前提
  • プライバシーポリシーの改定が必要(改定案は PHASE 0 の成果物)
  • 同意取得ができない場合はこの接点のみ見送ります
識別子の設計
Cookie と会員IDを主に
  • 接続時に当社が発行するCookie/接続セッションID
  • ご同意いただいた方は会員IDで来店をまたいで結合
  • MACアドレスは主キーにしません
  • 保存する識別子は暗号化。Wi-Fi利用規約に取得内容を明記

MACアドレスを主キーにしない理由

iOS・Android とも、SSIDごとにランダムなMACアドレスを使う設定が既定です。 同一SSID内では概ね安定するためその夜の在館・移動の判定には使えますが、 OSの設定やバージョンによっては接続のたびに変わるため、来店をまたいだ同一のお客様の判定には使えません。

そのため、接点をまたぐ紐づけは次の順で行います。 ① 会員ID(ご同意いただいた方のみ)→ ② 接続時に発行するCookie/接続セッションID → ③ 席IDと時刻(VIP注文)→ ④ 営業日単位の集計。 ①が無い方は、その夜の中でのみ紐づく設計です。

景品を伴う機能の前提

回答特典のドリンク1杯や、後段でご提案する予想ゲームなど景品を伴う機能は、 景品表示法の景品規制(懸賞・総付景品の上限、総額の枠)の範囲内で、単価と提供条件を設計します。 また店内で「予想を当てる遊び」を提供することが、風営法上の営業許可区分(特定遊興飲食店営業など)に影響しないかを、 実装前に確認します。いずれも当社の判断で確定させず、御社の顧問・所轄のご確認に従います。 確認が取れるまで、景品を伴う機能は実装しません。